最近、私のブログや知人・友人からフィリピンでのGUN購入やライセンスの事を良く尋ねられますが、余りにも間違った内容の問合せが多いので、私の知って居る最低限の知識をお話しします。
知識の無いフィリピン関係の親類・友人や、悪徳GUNディーラーの話を余り鵜呑みにしない様に、くれぐれもお気を付け下さい。
銃器関係の事ですから、違法行為はフィリピン国でも重罪です。
誤った知識や解釈は、後に問題を引き起こす事になりかねませんので、是非とも参考にして下さい。
大原則
フィリピン国では外国籍の人は銃器所持を一切認められていません。
フィリピンでの銃器関連のライセンスや許可書は大きく分けて3つ有ります。
ただし、自国で銃器所持を認められている国々の方は、自国から銃器を持ち込み搬送し競技に参加しています。この場合又別の許可書が発行されます。
原則は帰国時に持ち込んだGUNを必ず持ち帰る事です。持ち込んだ際にGUNのシリアルナンバーが明記されます。
持ち帰らないと、販売目的で持ち込んだとみなされ罪に問われます。
フィリピンでは外国製のGUNは課税の為、大変高価ですから....
①銃器所持許可書 (FIREARM LICENSE)
銃器1丁ごとに発行されます。近年は初回申請(約P8,000)が4年更新になりました。
更新後は2年間ごとの更新(P4,000)です。
申請理由は主に競技射撃やセルフディフェンス等が一般的です。
コレクション等の所持申請はNGです。
余談ですが、日本国も競技射撃か狩猟目的以外の申請は認められていません。
あくまでも銃器のライセンスですので、ライセンスが有るからと言って外に持ち出す事は出来ません。所持の許可と自宅保管が大原則です。
②銃器搬送許可書 (PERMIT TO TRANSPOT FIREARMS) 訳してPTTと言われてます。
銃器ごとに発行される搬送許可書です。以前は自宅から自分が良く行く Firiring Rangcs名が明記されていましたが、現在は All PNP Accredited Firiring Rangcs in the Philippines と記されています。
更新は3ヶ月で費用はP1,000です。以前はP500でしたが昨年値上がりしました。
搬送する弾数の制限は500発です。
③銃器携帯許可書 (PERMIT Carry Firearms License)
銃器ごとに発行される銃器の携帯許可書です。
審査は厳しく、守るべき財産の証明や、明白な所持理由を求められる事も有ります。
更新は1年ごとで費用は約P10,000くらい掛かります。結構高価です。
以上が大きな要素です。
では、外国人がフィリピン国で銃器を所持出来ないのに、日本国籍の私みたいな人間が何故スポーツ射撃を出来るかというと、簡単に言えば私が使用するGUNは、フィリピン国籍である妻や競技射撃友人の所有するGUNです。
そのGUNをFiriring Rangcsでお借りして、競技射撃を楽しんで居ると言う訳です。
決して自分でお金を出したのだから、自分のGUNとは声を大きくして主張しないで下さい。
銃器名義貸しの罪に問われます。
と言っても、フィリピン国は大統領はじめ多くの関係者が競技射撃者(シューター)です。
ライセンス発行元の、PNP(フィリピン国家警察)のセクション責任者のジェネラルやカーネルは皆さんシューターで、私が妻の名義でどんなGUNを持って居るかは承知の事実です。
他に方法として、私達の多くの友人はホームグランドで有る、フィリピン最大の銃器メーカーのARMSCORと言う会社がマリキナ市に有って、工場の隣に広大なFiriring Rangcsが併設されています。
ここでGUNを買って、ライセンスは発行されていませんが、レンジのレンタルGUNとして使用しています。
もちろん他の人がこのGUNを使用する事は有りません。
常時は工場で大事に保管され、アームスコーに来た時に此処で使用し皆さん射撃を楽しんでいます。
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