昨日、バターン半島のサマット山(Mt.Samat)麓で開催された試合に行ってきました。
フィリピンでは日本のゴールデン・ウィークみたいな4月2日から9日迄、ホーリーウィークと言う大型連休が有り、4月9日は『バターン死の行進』の米兵・フィリピン兵の勇者を称える休日になっています。
今年は4月9日はバターン死の行進から、そして5月6日はコレヒドール陥落から70周年にあたります。
4月9日には、フィリピン大統領及び在フィリピン日本国大使も出席し、記念行事が開催されました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%AD%BB%E3%81%AE%E8%A1%8C%E9%80%B2

日本・フィリピン両国には、先の大戦で不幸な出来事が有りましたが、PILAR, BataanのCharlie Pizarro市長も、日本人である私の訪問を心から歓迎して頂き、いつもフレンドリーに接して頂けるフィリピン関係者には、感謝し頭が下がる思いで一杯です。
チャーリー市長

サマット山の山頂には、勇者を称える大きな十字架が建設されており、エレベーターで十字架内の頂上まで行けます。
非常に綺麗に管理され、素晴らしい施設で記念館も有ります。



それにひきかえ、日本関係の施設はあまり管理されて居らず、ほっぽらかしの状態です。(涙)
登山道の中腹にある『慰霊碑』、日本語で「観音様とマリア様 巡礼地」という看板が掛けられています。
左が観音像、右がマリア像。
1981年に松山歩兵第122連隊と配属部隊の戦友が建立されたものです。

隣にはこの様な記念碑も有ります。

http://www.uesugi-mituhiro.com/nippi/shokuju.html
70年前は激戦地だったこの地で、今はピストル持って駆け回って、日の丸を胸にスポーツ・シューティングしている日本人を、当時の先の大戦で家族や日本国の為に、尊い命を捧げた英霊の皆様は想像していたでしょうか...
複雑な心境になります。
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