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リロード弾

今日はリロード弾の話しです。
早い話、シューティングに使う弾は高いので、又自分に合った弾を制作する為に再生弾を使うのが常識です。

弾
実包の構造。
1. 弾丸、弾頭部 (ブレット)
2. 薬莢  (ケース)
3. 発射薬  (パウダー)
4. 抽筒板  (リム)
5. 雷管   (プライマー)

多くのシューターはリロードマシーンを使用し、自分で弾を作っています。
私はリロードマシーンも高価で面倒臭いので、ARMSCOR社にリロードを出しています。

リロードの最大の利点はコスト削減と、自分に適した弾を自分で好きに作る事が出来る事です。
弾の制作と言っても実に奥が深く、弾頭の種類やパウダーの燃焼速度が違う様々な物も有りますし、専門知識が必要です。
私は知識が無いので外注に依頼してますが、出来上がった弾は自分でチェックします。
そのチョック方法は実に簡単で....

DSC02970.jpg


弾を専用のゲージに入れて、全ての弾をチョックするのですが、これを怠ると作動不良(ジャム)が発生してしまいます。
チェックの際はケース全体の痛みの状況や、特にリム周りの傷や変形等のチョックも重要ですね。
GUNのバレルには弾が入るチャンバーと言って、弾が収まり此処で爆発しますが、チャンバー内はブレットが通過する部分より太めになっており、爆発でケースが膨張し太くなりますので、リロードする際はケースを通常のサイズにリサイズします。
しかし、ケースも使用頻度が多くなると時々リサイズ出来ず、写真の様にゲージに収まらない弾も多く出てきます。
フィリピンではこれらの弾をブンテース(妊婦)と呼んでいます。(笑)


正常の弾はこの様にケースにしっかり収まります。

DSC02972.jpg


単純なチェックですが、リロード弾にはとても大切な作業です。
ちなみにファクトリー弾という弾は新品ですので、この様なチェックは必要有りません。
私も大きな試合等では念には念を入れ、新品のケースで作った弾を使用してます。

シューティングでジャムと言われる作動不良は、大半が弾の影響で次はマガジンの不良が殆どを占め、昨今ではGUN自体での問題は極僅かです。
それだけ弾は大切だと言う事ですね。
2012..20 GUN事情 comment8 trackback0

プロフィール

きら

Author:きら
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フィリピン共和国マカティ市在住です。
フィリピン国の射撃事情や、個人の射撃日記的にブログを書いています。

ネット上でお客さんを勧誘し案内して、フィリピン価格に上乗せして商売にして居る人も居る為、私も商売目的と誤解され、困惑しています。

日本で出来ない射撃を、あくまでも個人の趣味で海外で楽しんで居ます。
ご質問には丁重にお答えする様に努めていますが、案内や同行依頼は一切お断りしていますのでご理解下さい。

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