フィリピンは私のタイトル通りシューティング・パラダイスですが、反面銃器社会でも有ります。
実に多くの銃器が巷に溢れかえっています。
犯罪でも多くの銃器が使用されているのも事実です。
フィリピンの少し地方に住む邦人の方とお会いした際、銃器購入の相談を受けました。
過去に住居に泥棒が侵入したそうです。
その為、セルフディフェンス用に銃器を購入したいと。
この様な相談は過去にも沢山有りました。

私の基本的考えは、銃器が有るからと言って必ずしもセルフディフェンスには結び付かないと思って居ます。
もし、銃器を持った強盗に遭遇した場合、金品強奪で済む被害が下手をしたら命を落とす結果になる事もあります。
フィリピンは貧困国ですので、貧困国全般に言える事ですが命の大事さが欠落していると思います。
簡単に躊躇無くトリガーを引き、いとも簡単に人命を奪います。
人命の尊さを尊重する日本人に、イザという時躊躇無くトリガーを引く事が出来るでしょうか?
私は何時も自問自答しています。多分、出来ませんネ...
私は相談を受けた人に言いました。
銃器を購入する予算を、自宅の泥棒対策のセンサーやライト取付等の方に使った方が良いと。
更にフィリピンでは外国籍の人は、銃器の所持が一切認めてられていません。
もし、自宅に銃器を持った賊が侵入し射殺したらどうなるか、知り合いの警察官に尋ねました。
警察官曰く、自宅に1丁登録してないGUNを購入しなさい。
そのGUNで射殺し、GUNは賊が所持していた物で、それを空手か何かで奪い取り射殺したと言いなさい。
後は私達に任せてと...
実に生々しい回答ですが、とても未登録銃(イリガル)を持つ気にはなれません。
しかし、警察官が言う事じゃ無いとも思いますが、これがフィリピンの現実でも有ります。
フィリピン人でも、たいして腕も無いのに銃器を持っているからと、気が大きくなる勘違い野郎も多く居ます。(笑)
子供でも老人でも指1本で人命を奪う道具、それが銃器の本来の姿です。
一番大事な事は、危機管理意識を常に忘れず、むやみに人の恨みを買う事無く、要らぬトラブルに巻き込まれ事が一番重要だと、フィリピンで生活する私は考えて居ます。
此処はあくまでも安全で綺麗な日本では無く、銃器社会のフィリピンですから....
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