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2013 07123456789101112131415161718192021222324252627282930312013 09

弾(アモ)のお話し

フィリピンではIPSC競技のクラシック(シングルスタック)やスタンダードディビジョンでは40SW口径が多く使われますが、素朴な疑問なのですが一般的に弾頭形状は何で台形なんだろう?
プロダクション(9mm)では普通にラウンドノーズ形状の弾頭が使われていますが。

DSC04191-1.jpg



日本では何故か?IPSC競技が余り一般的では無く、レギュやルールも余り浸透していない様に感じますが、40SWが多く使用されるのはパワーファクターの問題で、弾頭の重さ&速度でアモの威力が算出されます。
この間来た友人は、ハンディーを背負って頑張って45口径で撃っていましたが....(笑)

私のアモのデーターで言いますと、ブレッド202grで速度が845fps(フィート毎秒)で火薬量を調整し弾を作ります。
計算方法は、202×845÷1000=170.6(パワーファクター)
アメリカなどでは一般に180grの弾頭が使われている様子ですが、何故かフィリピンは重いの使ってます???
IPSCではパワーファクター170以上がメジャーロードで、それ以下はマイナーとしてカウントされます。USPSAルールはパワーファクターは165とか?

IPSCではレベル2以上の試合では、途中に抜き打ちで8発の弾の提出をRO(審判)から求められます。
これを試合の合間に測定場所に行き、使用して居る弾の弾頭を外し重さを量って、クロノという弾速測定器で測定しパワーファクターを算出しますが、弾の威力が弱いとマイナーになってしまう方も多く見かけますね。
良くファクトリーアモに拘る方も居ますが、アームスコーのファクトリーアモではパワーファクターが165位しか出ないのをよく見かけます。
決してファクトリーアモ=強装弾では無いので、試合に出場する方はお気を付け下さい。


chronographs_ced_m2_chronograph.jpg



ターゲットに対しメジャーでは、A・C・Dは5点・4点・2点でカウントされますが、マイナーでは5点・3点・1点でカウントされます。
常にアルファー(A)を外さなければ問題無いですが、オイラには....到底無理!(笑)
結果ステージ獲得点数をタイムで割って、ステージ獲得ポイントが算出されます。

ちなみにブレッドはフルメタル系では無くテフロン系が多く使用されています。
理由はバレル寿命の延命とか?
精度はライフリングに食い込みの良いFMJ系の方が良いそうですが、精度よりライフリングの寿命を重視する傾向にあります。

殆どの日本人友人がフィリピンに来てテフロン弾を見ると、皆さん何これ?と言いますね。
中には懐かしのブラックタロン?と言う人まで居ました。(笑)
フィリピンではアメリカみたいに弾頭に拘る事は余り出来ません。(涙)
高いし余り流通も無いから....

雑誌等で弾頭やパウダー等の比較で精度比較などしていますが、モンタナゴールドが良いと聞きますが、此方では高値の花で手が出ません。
素人考えでHP弾頭は風の影響も受けやすい気がして、精度が悪いと思っていましたが、逆に精度が良いのは何故なのだろう?

競技射撃で弾は重要な要素ですが、解らない事ばかりです。(涙)
そう言えば毎年参加して居る友人が、スチールチャレンジでアメリカの弾頭メーカーからサポート受けた弾頭が全く当たらないなどと言う話も有りましたね。
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2013..22 IPSC comment4 trackback0

プロフィール

きら

Author:きら
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フィリピン共和国マカティ市在住です。
フィリピン国の射撃事情や、個人の射撃日記的にブログを書いています。

ネット上でお客さんを勧誘し案内して、フィリピン価格に上乗せして商売にして居る人も居る為、私も商売目的と誤解され、困惑しています。

日本で出来ない射撃を、あくまでも個人の趣味で海外で楽しんで居ます。
ご質問には丁重にお答えする様に努めていますが、案内や同行依頼は一切お断りしていますのでご理解下さい。

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