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競技銃のカスタム

GUNの修理に随分と手間取り、おまけに銃規制の煽りを受けてブログを放置して居たら、前回からあっという間に1ヶ月が経過し、スポンサー広告が入って居た毎度気ままなブログです。(笑)

今回ほど特殊パーツの供給はフィリピンでは難しいと痛感し、これから競技等でGUNを購入しバカスカ撃つ方は、なるべく補修パーツ等も入手し易いGUNを選ぶ事をお勧めします。
特にバレル等は消耗品ですから...
でも、年に数発しか撃たない方は、お好きなGUNを購入しても大丈夫だと思いますヨ。

今回の修理の顛末記ですが、特殊なシューマンのバレル(銃身)を使用して居た為、修理に大分時間が掛かってしまいました。
当初はアメリカにバレルを注文したのですが、2ヶ月以上経っても全く入荷の目度が立たず、そこでやむ無く加工費が高く付いてしまいますが、シューマンバレルは諦め近年アメリカやフィリピンで流行???のタングステンスリーブバレルを、行き付けのガンスミスで制作する事になりました。

タングステンスリーブとは、ノーマルのバレルを研削しタングステンスリーブを装着するのですが、毎回貴重な情報を提供して頂いて居るアメリカの友人からの情報ですと、ノーマルバレルをどれぐらい残すのかとか、ネジを切るピッチの深さなど、色々高度なテクニックや経験データーが必要な加工です。
まだ新しい加工技術ですので、オイラのバレルは耐久性等大丈夫かが今後の課題です...(汗)

DSC04338-1.jpg


ここで競技で使用するGUNのカスタムに少し触れてみたいと思いますが、過去からのGUNカスタムの追求は如何にして反動を押さえるかに尽きるような気が致します。
他にもサイト関係・トリガープル・装弾数の増加等のカスタムも有りますが、大半のカスタムは如何にリコイル(反動)を押さえるかが鍵です。
言うに及ばず、反動が軽減されればエイミングも早くなり、ダブルタップ等の速射が優位になるからです。
カスタムの代表的なGUNがレースGUNと呼ばれる物で、反動を押さえる為コンペンセンターを装着し、即座にエイミング出来るダットサイトを使用したり、考えられるカスタムの全ての代表みたいなGUNですね。

とは言っても、レースGUNは殆どと言って良いほどカスタムの規約は有りませんが、私が出ているスタンダードクラスは様々な規約があり、規約制限の中で如何にカスタムするかが重要なクラスです。

DSC04308-1.jpg



そこで現在の主なカスタム方法ですが...

1.マズルジャンプを軽減させる為、GUNの先端部を重くする。
  ①タングステンスリーブバレル
  ②タングステンリコイルガイド
  ③ダブル&トリプルスプリング

③のリコイルスプリングに付いては、私には殆ど違いは体感出来ませんが、他のカスタムは効果絶大です。


2.速射性能向上の為、スライドの軽減化
  ①トリトップ(Tri Top)カット等

3.滑り難く握りやすいグリップ加工&ハイグリップ

4.トリガーチューン
 ①EGW等のハンマ-・シア等のカスタムパーツ

5.装弾数の増加
 ①フォロアー・スプリング・ベースパッドの交換

6.サイトの加工・変更
 ①見やすい集光アクリルサイト
 ②スライドフラットトップ加工によるローサイト

まだまだ細かくは沢山のカスタム手法が有りますが、スライドにポート加工等は禁止で、マガジンを装着して規約BOXの中にGUNが収まるのが大前提になります。
ちなみにアメリカのUSPSA規約はBOX規定が無いので、マグバンパーも大きな物が装着出来40S/W口径で20発装填が可能ですが、IPSCではSTIマガジンでカスタムしても18発が限界ですが、これもカスタムによりSTIのGUNでパラオーディナンスのマガジンを使用する様にフレームを加工しますと19発装弾出来ます。
 

今回の私のカスタムは、タングステンスリーブバレル加工をメインに加工しましたが、マズル先端が随分と重くなりましたけど、その分マズルジャンプも軽減され、撃ち味は随分とマイルドになりました。
振り回せられる範囲で、GUNは重い方が反動は軽減されますね。

あくまでも今回は競技仕様のGUNの話しで、職務で常時携帯するGUNには当てはまりませんし、世界中の警察等で私用されているGLOCKなどは非常に軽く、作動も信頼性がありベストセラーのGUNですが、私のSTIと同じ40S/W口径のGLOCK22などは、GUNが軽い分反動は凄くキツイく、とても競技で使う気にはなれません。(笑)
そんなGLOCKも今はゼネレーション4になリコイルスプリングもダブルスプリングになりましたが、GUNマガジンで記事を書いたSAMEJIMA君の話でも違いは体験出来ないとか...
私もゼン3でダブルリコイルスプリングを使用しましたが、違いは体感出来ませんでした。(笑)

話しを戻し、私の他のカスタムは近年老化と共にグリップ力が著しく低下してきているので、以前から個人的に凄く抵抗が有ったタムレストも遂に泣く泣く装着してしまいました。
GUNは美しいのが私の理想ですので...
自分が求めるGUNの美しさや見た目より、グリップ向上の方が大事な年頃になってしまった自分が情けない...(涙)

グリップはシューティングに於いて非常に大事な要素で、右利きの人の場合左手のグリップが重要になります。
人によって力の配分は右4左6とか右3左7とか言われますが、私の場合では右手は意識しないで左だけしっかり握るようにして居ます。
それでも自然に右手グリップ力は無意識に力が入っていますので...(笑)


今回のカスタムの感想は、ダブルタップの反動もマイルドでエイミングも早くなった気もちょっとしますので(笑)速射し易く個人的には満足しています。
でも......オイラの腕前では多分成績には反映されないでしょうネ。
GUNのカスタムより、何と言っても一番大事なのは練習・練習・練習ですから。(涙)

DSC04295-1.jpg


カスタムついでにスライドもフラットトップにしてセレーションを入れて貰い、スライドサイド上部もカットして属に言うトリトップ(Tri Top)カットにしましたので、これからはSTI-APEIRO&LEGENDと命名する事にします。(笑)
もうこうなればやけくそで、どうせ重くなるならとタングステン・リコイルガイドまで....(爆)

IPSC競技でレースGUNやスタンダードは、カスタムがある程度認められて居るので、ついついカスタムにお金が掛かってしまいます。
昨年の4月からUSPSAのリミテッドクラスでも、サムレストが解禁になったとか...

最近は基本には改造禁止のIPSCプロダクションクラスや、箱出しが基本のIDPA競技が良いな~~っと、財布の中身を見る度に痛感します。
良く人から何のGUNが良いですかと聞かれますが、人それぞれ求める物が違いますし、所有目的も違い一概にこれが良いとなかなか言えませんが、もしこれからIPSC等の競技をやってみたいと言う話でしたら、そうなれば個人的にはGUNはやはり、CZ-SP01シャドウがイイナ~~....(笑)



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2014..04 GUN事情 comment2 trackback0

プロフィール

きら

Author:きら
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フィリピン共和国マカティ市在住です。
フィリピン国の射撃事情や、個人の射撃日記的にブログを書いています。

ネット上でお客さんを勧誘し案内して、フィリピン価格に上乗せして商売にして居る人も居る為、私も商売目的と誤解され、困惑しています。

日本で出来ない射撃を、あくまでも個人の趣味で海外で楽しんで居ます。
ご質問には丁重にお答えする様に努めていますが、案内や同行依頼は一切お断りしていますのでご理解下さい。

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