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楽しむ事が一番

皆さんは射撃を楽しんでいますか?

自分の事を振り返ってみますと、実銃射撃を始めてした頃はただ撃つだけで楽しかったです。
いや...撃たなくても身近にGUNが有り触って居るだけで嬉しかったです。(笑)
なんたって最初に嫁さんがGUNを購入した時の夜なんて、一緒にベットで寝てしまった位ですから。(笑)

ピストルの実銃を初めて撃ったのは、20年以上前にハワイに行った際に観光者向けの室内レンジで、マズル方向安全の為トリガーガードに細いチェーンが左右2本繋がれていた記憶が有ります。
弾も観光者向けの反動の少ない弱装弾でした。

多くの仲間がシューティングでグァムを訪れて居ますが、私は行った事は無いです。
フィリピンと比較すると弾代が高いとは聞いています。
それに、余程の常連か上級者になってレンジマスターの許可が無いと、ホルスターにGUNを装着して撃つ事も出来ないみたいですが、IPSCが盛んなフィリピンでは、練習と言えばホルスター装着が当たり前で制約は有りません。
逆を言えば、屋外シューティングレンジでは撃つ時以外でGUNを抜いて良い所は、セキリュティーエリアだけに限られており、無造作にGUNをテーブル等に置いておく事も出来ないですし、ホルスターが無いと困るのが実情です。
そう言えば、初めてホルスターにGUNを装着した時の嬉しさと興奮は、今は何処に行ってしまったのだろう...

そんな初心の気持ちを忘れ、今はただ撃つだけでは楽しみが薄れ、10発も撃てば飽きてしまう様になってしまいました。
何で満足しなくなったか考えると、ジックリ狙いを定めゆっくり撃てば、大概の人は誰でも当たる様になります。
私は老眼の為ジックリ狙っても、どうせサイトのフォーカスがぼやけて定まらず、時間を幾ら掛けても同じで当たりませんが...(涙)

此処からが本題なのですが....(笑)
これが試合になると、どんな競技でも早さと正確さが求められて結果に表れます。
試合に出場すると、早く撃つ為・正確に撃つ為にどんな練習をするべきかが明確に解ります。
今度はただ撃つだけでは無く、撃つ事に目的がハッキリと見えてきます。

ピストル競技も色んな種類の競技が有りますが、スピードを追い求めた早撃ち競技がスチールチャレンジという競技です。
この競技の世界大会で、実銃を持てない日本国で日本人が並み居る世界各国の強豪を押さえ、2004年に優勝した偉大な人が居ます。
日本の射撃競技界で有名なマック堺選手こと堺 達也氏です。
本当に凄い事だと思いませんか。日本でエアソフトGUNで毎日1,000発以上も地道に練習し世界を獲ったなんて。
私はこのニュースを聞いた時、自分の事の様に嬉しかった事を今でも憶えています。


彼は独特なシューティングスタイルで世界を獲りました。
どんなスポーツ競技でも、独特なスタイルの一流選手は世に沢山居ます。
しかし彼自身、自分のシューティングスタイルは一般的な競技をする人やこれから始める人には勧めていません。
長年の積み重なる練習で完成されたスタイルです。一般の人がおいそれと真似する事は困難です。

スチールチャレンジ競技では弾の威力の規定や制限は有りません。
弾の威力は反動に比例しますので、如何に反動の少ない弱い弾でGUNを作動させるかが大事で、可能な限りスライドを削りスライド重量を落としたりあらゆるカスタムを施します。
しかし、やり過ぎるとGUNが作動不良(ジャム)を起こしたら元もこうも無いので、ギリギリより若干余裕も持った弾を作ると聞いています。
初めてスチール用のオープンGUNを撃った方は、余りの反動の少なさにビックリされる事でしょうし、日本で出来るエアソフトGUNでの練習が最も結果に表れやすい競技です。
でも、このスチールGUNで通常のメジャーロード弾を撃つと壊れますので注意して下さいネ。(笑)

抜いて狙って撃つと言った基本射撃競技で、一つのステージ以外はスタンスの移動が無い特徴を持った、コンマ何秒を争う競技ですので、今日のマック堺選手のスタイルが確立された訳です。

しかし、私がやっているIPSC競技は、同じ早さと正確性を競う競技ですが、弾の威力の規定が有ります。
パワーファクターと言いますが、スタンダードディビジョンで170以上のパワーが無いとマイナー扱いで、得点獲得が低くなってしまいます。
それに、抜いて狙って撃つ競技ですが、走り回ったり寝そべって撃ったり、隠れながら撃ったりオートバイにまたがったて撃ったり、色んなシューティングスタイルが求められます。
ですから基本はムービングシュートに適応するナチュラルスタンスが基本です。


写真のGUNはこれまたスチールチャレンジ競技やIPSC競技と違い、IDPA競技でCustom Defensive Pistol(CDP)部門で使用するGUNです。
STIスパルタン口径は45ACPで、STIベースのウイルソンコンバットのGUNと声を大にして言いたいですが、グリップだけです。(笑)
高品質で有名な競技GUNの代名詞STIですが、これもSTIのパーツを少しだけ使用し、肝心なスライドやフレームはフィリピンARMSCORのOEM製品です。(笑)
男は黙ってフォーティーファイブという人が多く居ますが、やはりは45口径は何か憧れを感じますね。
俺だけかな?(笑)

DSC04346-1.jpg


ちなみにフィリピンに居ても、毎月GUNマガジンと言う雑誌が自宅に届きます。
人の善意に甘えてはいけないと思いながらも、感謝感謝です。
今では高校生の頃から知って居る鮫島君も、アメリカはアリゾナに渡り本場アメリカで活躍して、なかなか面白い記事を書いています。
アームズマガジンで記事を書いているshinさんも、今度はGUNプロフェッショナルで記事を書くとか...
shinさんの記事はライフル・ピストルに限らず、大変な経験と知識と技量の持ち主で、まさにプロフェッショナルですね。
私も解らない事が有ると直ぐshinさんに聞いています。(笑)
知り合いの皆さんが活躍されている事は嬉しい限りですネ。

今回は競技種類等によっては、色んなシューティングスタイルや使用するGUNは、様々で有ると言う事の話しでした。
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2014..08 練習 comment7 trackback0

プロフィール

きら

Author:きら
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フィリピン共和国マカティ市在住です。
フィリピン国の射撃事情や、個人の射撃日記的にブログを書いています。

ネット上でお客さんを勧誘し案内して、フィリピン価格に上乗せして商売にして居る人も居る為、私も商売目的と誤解され、困惑しています。

日本で出来ない射撃を、あくまでも個人の趣味で海外で楽しんで居ます。
ご質問には丁重にお答えする様に努めていますが、案内や同行依頼は一切お断りしていますのでご理解下さい。

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