今回はジャムの話しですが、パンに付けるジャムでは有りませんので...
こう言うお話しです。(笑)

シューティング用語は英語が多いのですが、属にMalfunctions(作動不良・誤動作)とか言います。
私の経験上ジャムの原因は、8割以上がマガジンと弾の不良によって起こる様に感じています。
それ以外がGUN本体による原因かな?
今回は1911オートのGUNでの話しです。
パンに付けるジャムも色々と種類が有るのと同じで、ジャムにも色んな種類が有りますね。(笑)
これは一般的に言われるストーブパイプと言う、全然美味しく無いジャムです。

ジャムの中でも最悪で一番美味しく無いのがこのジャムで、ダブルフィールドとか言います。
ジャムクリアーの中で一番時間が掛かる最悪のジャムです。

なんでこうなってしまうのか書いていたら1日掛かってしまいますし、私自身そんなに詳しくないので今回は割愛します。(笑)
昔は自動拳銃(オート)のピストルはジャムが発生するので、職務でピストルを携帯する方は敬遠する傾向に有ったと聞いて居ますが、今の時代は信頼性も増して殆どの国々では採用しているのが現状です。
でも、日本の刑事や特殊組織はオートを使ってますが、制服警官は未だに回転式ピストル(リボルバー)で、滅多に発砲するケースの無い日本ですので、リボルバーで充分ですね。
しかし今の時代信頼性が増しても、ジャムは希に発生します。
ジャムが発生すれば、職務でGUNを携帯している人は命取りになり、私の様に競技している人間は試合の成績にも大きく影響します。
その為、ジャムが発生した時に即座に対処しなければいけません。
属にジャムクリアーと言いますが、観光射撃で撃つ方は付帯しているレンジの方が処理してくれますが、そうで無い方は自分でクリアーしなければいけないので、機会が有りましたらジャムにもちょっと不味いのとか最悪なジャムも有りますので、各ジャムに対応するクリアー方法を勉強して於く事も大事です。
射撃というのは非力な子供でも老人でも、引き金さえ引ければ誰でも撃てます。
しかし射撃をする以上は最低限の知識を持つ事は大事で、写真のジャム以外に弾の不良でプライマーだけの発火で弾が発射され、勢いの無い弾は銃身内で停弾します。
そこに気が付かず、ただのジャムかな?と思い、再度スライドを引いてトリガーを引けば大事故にもなります。
大げさに書いているのでは無く、私はプライマー発火だけの状態は何度も目にしています。
幸いな事に試合中の時などは、この様な状況の時はRO(審判)が気が付き、大きな声でストップ!と怒鳴ります。それだけ危ない状況なのです。
バレル内で停弾した弾は、ライフリングにガッチリ食い込んで居ますので簡単には取れません。
当然このコースの成績は0点です。
余談ですが、昔の射撃関係の本などでは、ミスファイヤーと言ってハンマーが落ちてもプライマーさえ発火しない時は遅延発火が有る為、そのまま銃口をターゲットに向けたまま数秒待つ様に書いてあったと記憶してますが、今ではこの説は今の時代当てはまらない様に私は感じて居ます。(笑)
試合中にこんな時、この様にマズルをターゲットに向けて微動だにしなかったら、後ろで見ているシューターに笑われるのは確実で、ミスファイヤーの時はスライド引いて再ロードしますが、プライマー発火かミスファイアーかを瞬時に見極めるのも、初心者には難しい様に感じますし、ですから事故も起こりやすいと思います。
勿論、練習の時も起こります。代えって練習の時の方が弾数も多く撃ちますので、怖いのは熟練者が側に居て気が付いてくれれば良いのですが、もし気が付かなかったらどうなるのだろう?と考えるだけでも怖いです。
あまり良い話しでは無いので気が引けますが、日本でも報道されたので隠す必要も無いのであえて触れますが、数年前日本の友達が大勢で練習の為
フィリピンを訪れて居た際、『邦人が
フィリピンの射撃場で拳銃自殺!』というニュースが日本で流れました。
即座に心配した日本の仲間から連絡が入りました。
この時のメンバーは皆さん気心知れたメンバーで、アメリカやグァムでも頻繁に射撃していて、GUNに精通している方ばかりで、私も当時は良く教えて頂ききました。
しかし、一度も会った事も無い見ず知らずの人と射撃するのは、どんな人かも解らず今でも私は正直怖いです。
世の中色んな人が居ますから....(汗)
個人で練習に来て居る人は何事も自己責任ですが、もし日本の観光会社が射撃ツアーなる物を組んでいて事故が有ったらどうなるのだろう?
屋外の射撃場などでは自分では気を付けて居ても、跳弾と言って弾の破片や弾が飛んで来て怪我をした人を何度も見ています。
その証拠に、何時も射撃場内に駐車して居る私の車の運転席ドアーにはクッキリ凹みが有りますし、友達の車にも当たり凹んでいます。
やはり危険が伴う射撃ですので、その為日本の観光会社は射撃ツアーは組んでい無いのが現状だと思います。
観光射撃程度のシューティングならまだ良いのですが、競技を意識して練習すると動き回りますし、スピードも意識してくるので当然それだけ高度の技術が要求され、逆を言えばそれだけ危険度が増してくるという事です。
私がコンバットシューティングのIPSCやIDPAを始めた当初は、日本の師匠達に厳しく教えられ、マズル!トリガー!の指示が徹底的にされました。
ましてIDPAは、そこにムーブ!カバー!とかの掛け声まで...(笑)
試合でも幾度と無く、シューターが意識しない状況での発砲(暴発)も見て来ましたし、何より試合に出てDQ(失格)したら、楽しくも何とも無いです。
銃器はあくまでも動物や人間を殺傷する為に作られた道具です。
安全第一に楽しくシューティングされる事を節に願います。
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