前回の記事は射撃姿勢に触れましたが、今回は私が考える射撃基本要素の一つグリップの話しです。
人様を教える程の腕前では無いので、余り人様を教える事は好みませんが、全くの初心者の方が楽しくフィリピンで実弾射撃出来ればと思い、恥を忍んで書いています。
友人からの依頼等で射撃初心者を何度も射撃場にお連れしましたが、射撃場に居るインストラクターは殆ど英語で教えますので、なかなか細かい所まで説明も難しく、私が御一緒した時は日本語が上手な私が(爆)インストラクターに成り代わり、GUNセフティーをみっちり教え理解して貰い、その後射撃の大まかな3つの基本だけを教え撃って貰ってます。
ちなみにインストラクターも私が居ると楽が出来るので喜んで居ますが...(笑)
その大きな3つの基本とは、『射撃姿勢』・『グリップ』・『トリガーの引き方』です。
大概の方はこの3つに注意して頂けば、あとは撃って居る内にご自分で自分なりのコツが掴めるかと思います。
映画の影響からかな?何も教えないで自由に握って貰うと、こんな握り方をする方も多いですネ。

こんな握り方の方も何度となく見かけました。
詳しくは知りませんが、射撃姿勢やグリップ等も時代と共に進化したのか、こう言う教え方も昔は有った様な気も致しますが、今はあまり見かけないですね。
ちなみにリバルバーとオート(自動拳銃)はGUNの形状や仕様も違いますので、今回はあくまでもオートの握り方だけに触れて居ますのでご理解下さい。

では握り方のグリップですが、正直これを文章に書くのはニュアンスが伝わらず難しいです...(笑)
まずは私が素晴らしいと思うグリップです。
と言いますか、殆どのトップシューターの方は皆さん同じ様に感じます。
ちなみにモデルは、JJラカーザと言う世界でも有名なトップシューターです。
本人から聞きましたら、フィリピンのセブ出身で幼少の時に家族と一緒にアメリカに移住したと言ってました。国籍はアメリカかな?

シューティング・スタイルは人によって若干違いが有るのは当然で、上手な方でもこの様に握る方も居ます。
左手人差し指をトリガーガードにを掛けた握り方で、グリップ力向上と反動を押さえる意味が有ると思います。
その為、トリガーガードに指を掛ける部分に一般的な市販のGUNでも、セレーションが入っている物は多いです。

では、文章では伝えにくいグリップですが、右腕が利き手の場合映画の影響?のグリップ等との大きな違いは左手です。
何と言って良いのか難しいのですが、右手と左手の一体感です。
右手と左手になるべく隙間が出来無いように、しっくりするご自分のグリップを探し感じて下さい。
両手で支え合い握る事になりますが、大事なのは必要以上に力を入れて握ってはいけません。
特に右手はトリガーをスムーズに引く事にも影響してきますし、精度にも影響してきます。
なるべくリラックスして力んで握ら無い様にして、右手左手の力配分は左手をしっかり握る様にして、右手の力配分は余り意識しなくても良い様に私は感じて居ます。
実銃はそれなりに重量もあり、意識しなくても自然に力は入ってくる様に思います。
人それぞれですが、自分でしっくり来るしっかりしたグリップを探して下さい。
あまり説明になってないですね....(汗)
写真では左手の親指が見えませんが、親指をフレーム側面に固定して握る人も居れば、親指を若干浮かして握り人も居ます。どちらも正しい握り方なのですが、私も親指のポジションには長年悩み続け両方試してきましたが、最近は体力低下で握力も落ちてきたので、長年の悩みをタムレストという親指を掛けるパーツをGUNに取付、今は道具に頼って居ます。(笑)
注意するのは、親指をスライドに固定する方は、上部のスライドは高速で動いて居るので、絶対スライドに指が触れないように握り方を充分注意して下さい。
ジャム(作動不良)や怪我の原因になります。
今日は試合で家に帰ってから記事を書いていますが、今日撮った動画から静止画像を切り出してみました。
何時も勝手に余所から画像引っ張り出していると怒られちゃいますので、他人の人の写真ばかり載せても説得力は無く、恥ずかしながら私のグリップの写真を掲載します。(笑)
-1.jpg)
余談になりますが、ピストル競技は使用する物が物だけに、当たり前ですが安全にはとても厳しいです。
危険行為は即失格になりますので、私は動画を撮る機会が有る時はなるべく動画撮影して、何時も安全面をチェックする様にしています。
今日偶々グリップの静止画を切り出そうとしたら、その前の静止画がホルスターからドロー(GUNを抜く)してからの画像でした。
実は良く失格で見かけるのは、ドローしてマズル(銃口)がターゲットに向かってない内に地面等を撃ってしまう失格です。
原因はドローしてから直ぐにトリガーに指が掛かって居るのですね。
私自身もどのタイミングで指にトリガーが入るか正直解りませんでしたが、どうやらセーフの範囲で指が掛かって居る様で安心しました。
この様なGUNコントロールは、最初は意識して注意して身に付けていきますが、慣れてくると意識しなくても自然とGUNコントロール出来る様になりますが、何事も慣れた頃が一番危ないので、私は動画で時々チェックしています。
まだこの段階では指は少し曲がっていますが、トリガーに指は入って居ませんでした。(ホッ!)
-2.jpg)
最後に恥のかき序でに、静止画ではどの様な話しか状況も解らないと思いますので、抜粋した今日の試合の動画を見て下さい。
動画ではトリガーに指が入るタイミングまでは見られませんが...
参考にはなりませせんが、移動時のマズルの方向やマガジンチェンジ時のマズルの方向等見て下されば幸です。
グリップに関して言えば何故グリップが大事かというと、動画の様な連射にも適応出来るグリップが必要不可欠だからです。
狙い澄まして1発だけ撃つのなら、自分が当てやすいグリップで良いと思いますし、実際オリンピックの射撃競技は精密射撃が主ですので、今回のグリップの話しは別次元の話ですネ。
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