フィリピンに遊びに来て気軽に実弾射撃したり、少し踏み込んで練習に来る日本人の方々は、レンジでGUNを借りて実弾射撃するので、まったく気にしなくて良い話ですが、今フィリピンでは従来とは違い、大幅な銃規制が実施されています。
一言で言いますと、銃器を購入しライセンスを所得する事や、試合や練習等で家から銃器を持ち出しレンジに行く許可の所得がが非常に困難な状況です。
その為、銃器関係のショップが廃業したり、毎週末何処でも試合が行われていた盛んなシューティング・スポーツも試合数が減ったり、参加者が激減した為突如試合が中止になる事態が発生しています。
Philippines Republic Act No. 10591(RA10591)の規制により、施行後新たに銃器を購入しライセンスを所得するには、下記の様な書類等や精神鑑定・薬物テスト等のテストを受け準備しなくてはいけません。

そこで昨日、厳しすぎる銃器規制に反対する集会&試合がマリキナ市のARMSCORにて開催されました。

私は外国人ですので、銃器ライセンスを所得する権利すら有りませんが、周りのシューター仲間が私にもサインしろと五月蠅いので、一応サインしましたが...(笑)

試合結果は、PPSAのサンクション・マッチでは無くFUNSHOOTの試合ですが、フィリピンのトップシューター達と名前が連ねたのがちょっと嬉しいですね。

日本人の私に取っては、銃規制が厳しい事は極々自然の事で、他国の法律にも口出しする気も毛頭有りませんが、フィリピンは益々危険な状況になっていく気がしてなりません。
何度も記事に書いていますが、フィリピンは銃器社会の国ですが、余りにも不法銃器が多すぎます。
周りのフィリピン人でも多くの人が不法所持しています。
更に極めつけは、犯罪者は必ずと行って良い程、銃器を所持し犯罪に用いています。
今回の厳しい銃器規制は、あくまでも正規に銃器ライセンスを所得する人達に対しての規制であって、不法所持して居る人や犯罪者には全く関係無い話しで、規制や摘発等何も有りません。
正規所持者はこの点に不安を強く感じており、銃器を持った犯罪者から自分を守る術を奪われた感覚で居ます。
犯罪者は合法で銃器を所持する人が大幅に減るので、今後益々銃器犯罪が増えると感じ懸念して居ます。
常々何事も建前や規制が好きなお国柄に感じて居ますが、規制だけで犯罪が減るのでしょうか?
その前にやる事は一杯有ると私は思うのですが....
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