昨晩も楽しみにして居たTVドラマ『S -最後の警官-最終回』を観ましたが、キムタク扮する『宮本武蔵』と被ってしまい、どちらを観るか悩みに悩みました。(笑)
日本のTVはリアルタイムで高品質大画面で視聴出来るのですが、IPTVですので録画出来ないのが辛いとこです。
観ていて又々ちょっと気になる事が有りました。(笑)
テロリストの罠に嵌って隊員達が被弾していたのですが、殉職者(死亡者)はゼロという事で良かったな~と思いましたが、そこで気になったのが防弾チョッキ(ボディアーマー)です。
防弾チョッキも防弾レベルや種類も様々で、日本ではどのレベルのボディアーマーを採用しているのか?そんな事ばかり気にしてTV観ているお馬鹿な私です。(笑)

最近、巷で話題になっている弾が有ります。
アメリカのG2リサーチ社の新製品であるホローポイント弾、RIP (Radically Invasive Projectile)です。
どんな弾かは映像を見て下さい。
正直、凄いと言うか怖い...
こう言う弾が世に出ると、思い出すのはウィンチェスター社が製造販売していたホローポイント弾の一つのブラック・タロン(Black Talon黒い鉤爪)が有ります。
不幸な事件の後、自社規制で販売を中止し、今ではコーティングを施されないレンジャーSXTやレンジャータロンの名で販売されています。
それともう一つ思い出すのは、『コップ・キラー』と呼ばれたKTW弾。
映画『リサールウェポン』にも同じ様な弾が出て来たので、憶えている方も多いかと思います。
特徴はテフロン・コーティングしてコーン型の形状が特徴です。
しかし、弾頭のコアにはタングステン合金・スチール・鉄・真鍮・銅合金・ベリリウム・銅・劣化ウラン等を使用した弾は販売禁止です。
そう言えば、私が何時も使用して居る弾はテフロン・コーティングして居ますが、弾頭は鉛です。
弾の威力は、弾頭重量×弾速(火薬量)で算出されます。
やはり海外で実弾射撃する費用の大半は、何と言っても弾代に掛かって来ます。
フィリピンでは下記のパッケージの弾を多く見かけると思います。

フィリピンの射撃事情や弾の事を良く知らない人が、強装弾=ファクトリー弾(工場製)と言う人が居ますが、実はこの弾は強装弾では無く、どっちかと言えば弱装弾なのです。
IPSC競技に於いては強装弾(メジャーロード)と弱装弾(マイナーロード)の判断は、一般的に弾速チェックをして振り分けますが、この写真のパッケージの弾は火薬量も少し抑えているので、クロノ測定(弾速チェック)をしますと弱装弾(マイナーロード)の分類です。
弱い弾を撃って1発P23も出して居るなんて愚かな事で、知らなければ更に上乗せされ1発P40~P50払うなんて、知らないのを良い事に商売して居る人も多いのでご注意下さい。
私はテフロンコーティングされたリロードの強装弾を1発P7で撃っていますが、6倍~8倍ですね。
通常は旅行者でも相場は1発P10~P12程度と憶えていれば、提示された弾の値段が高いか安いかの目安にもなると思います。
何でもかんでも工場で作られた弾が良い弾と思い込むのは、余りにも弾の事を知らない人が考える事で、スポーツ・シューティングして居る多くの人は、皆さん自分のGUNに合う様に調整して自分で弾作りして居ます。
どうしても新品のケースで撃ちたい方は、新品のケース(薬莢)を購入して強装弾仕様で弾を作って貰って下さい。
1発P16で作れます。
でも、フィリピンに頻繁に射撃に来る方は新品の薬莢を買って、何度もリロードするのには有効ですが、1回だけの射撃で薬莢を再利用しなければ、ただのお金の無駄使いで意味が有りませんね。
新品の弾の1発の値段の半分近くはケース(薬莢)代です。
フィリピン人の人にとっては、1回しか撃ってないケースをただで貰えますので大喜びしています。
ARMSCORでもたまにこの様な方が居るらしく、レンジボーイがこの様なケースを当然ただで仕入れ、私に時々格安で売りに来て、私も更に値段を叩いて購入してました。(笑)
安く安全にフィリピンでの実弾射撃を楽しんで下さい。
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