9歳女児が短機関銃を誤射、インストラクター死亡 米、銃口跳ね上がり頭撃つ (記事引用)
米西部アリゾナ州ホワイトヒルズの射撃場で27日までに、射撃を教わっていた9歳の女児が短機関銃でインストラクターの男性(39)を誤射する事故が起きた。男性は頭を撃たれて死亡した。AP通信などが伝えた。
事故は25日に発生。インストラクターのチャールズ・バッカさんが女児を指導中、射撃の反動で銃口が跳ね上がり、銃弾がバッカさんに当たった。女児は両親と一緒に射撃場を訪れていた。米メディアによると、8~17歳は保護者同伴の上で射撃可能だという。
銃の安全対策に詳しい米専門家はAPに、子供が強力な銃を発砲する際は、インストラクターが跳ね上がりを防ぐため銃身に手を添えるのが一般的だとした上で「9歳児に短機関銃を与え(銃口を)コントロールできると期待するのは間違いだ」と指摘した。
今回の事故は実に悲しく不幸な事故です。
個人的に今回の事故に触れて、思った事を書いてみます。
亡くなったインストラクターの方には申し訳御座いませんが、女の子の歳を考えると明らかにインストラクター自らのミスの様に感じてしまいます。
私はインストラクターでも何でも無いので、あまり詳しい事は書けませんが、たまに初心者の射撃に同行し、時には基本だけ教える事が有ります。
その際、私が気を付けて実践している事は下記の通りです。
右撃ちの場合
① 最初に銃声になれて貰う為に、基本を教えながら3発程私が撃ちます。
② 射手に基本操作を反復練習して貰い、空撃ちを何度も続けます。
③ 次ぎにマガジンには1発だけ装填して実際に撃って貰います。
万が一の際に備える意味で、パニックになっても次弾は発射されません。
④ その際、私は射手の後方右45°の位置に立ち、私の右手は射手の右肩に触れるか触れない程度に備えます。
反動で銃口が危険な方向に向かない為の対処です。
⑤ 射手が慣れて来ましたら、マガジンに装填する弾を増やしていきます。
サブマシンガンはどうやらミニUZI(9mm)の様ですが、ピストルでもサブマシンガンでも軽量な程GUNは暴れます。
大の大人でも連射となると、かなり銃口は暴れますしコントロールも難しくなります。
連射を体験させるのであれば、弾倉には3発程で最初は充分ですし、銃器にはインストラクターが一緒に保持する事が、一番大事だと感じて居ます。
今回の事故の様に、GUNは撃つだけでしたら小さな女の子に撃つだけは出来ます。
だからこそ、射撃関係者には今回の事は実に考えさせられる事故だと、フィリピンでも受け取られています。
アメリカの射撃事情は知りませんが、フィリピンの射撃事情は多少知っているので書きますが、よくプロのインストラクターとか言う人が居ますが、何を指してプロと言う言葉を使っているのか解りませんが、射撃を教えてお金を貰って居る人をプロと呼ぶのでしょうか?
そんな人ならフィリピンには沢山居ます。
現在、フィリピンでは銃規制が厳しくなって、あちら此方でGUNセミナーを開催しています。
又、GUNセフティーインストラクターのライセンスを所得する人も増えてきました。
知り合い達で主にRO達が所得してますが、射撃の技量は知って居るだけに、インストラクターとしての技量は正直疑問です。
フィリピンでは日本人はどうしてもお金持ちに見られがちで、故に裏を返せば日本人は上お得意様で、『私はインストラクターで射撃を教えます。』などと言う人も出てきます。
日本人が射撃教室などと言って、ネットでお客さんを勧誘し、フィリピン人のプライベートで所有する射撃場に連れて行き、後はフィリピン人に任せ切りで、上乗せ商売して居る邦人も居ます。
私もフィリピンの色んな射撃場をブログで書きましたが、私のブログも良く利用され、ブログを見て射撃場に赴き交渉して自分の商売に結び付けようとして居た事も実際に有りました。
射撃は事故が無いとは言い切れません。
こんな不幸な事故が、今後フィリピンでは起きない事を願うだけです。
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