今日はリロード弾の話しです。
早い話、シューティングに使う弾は高いので、又自分に合った弾を制作する為に再生弾を使うのが常識です。

実包の構造。
1. 弾丸、弾頭部 (ブレット)
2. 薬莢 (ケース)
3. 発射薬 (パウダー)
4. 抽筒板 (リム)
5. 雷管 (プライマー)
多くのシューターはリロードマシーンを使用し、自分で弾を作っています。
私はリロードマシーンも高価で面倒臭いので、ARMSCOR社にリロードを出しています。
リロードの最大の利点はコスト削減と、自分に適した弾を自分で好きに作る事が出来る事です。
弾の制作と言っても実に奥が深く、弾頭の種類やパウダーの燃焼速度が違う様々な物も有りますし、専門知識が必要です。
私は知識が無いので外注に依頼してますが、出来上がった弾は自分でチェックします。
そのチョック方法は実に簡単で....

弾を専用のゲージに入れて、全ての弾をチョックするのですが、これを怠ると作動不良(ジャム)が発生してしまいます。
チェックの際はケース全体の痛みの状況や、特にリム周りの傷や変形等のチョックも重要ですね。
GUNのバレルには弾が入るチャンバーと言って、弾が収まり此処で爆発しますが、チャンバー内はブレットが通過する部分より太めになっており、爆発でケースが膨張し太くなりますので、リロードする際はケースを通常のサイズにリサイズします。
しかし、ケースも使用頻度が多くなると時々リサイズ出来ず、写真の様にゲージに収まらない弾も多く出てきます。
フィリピンではこれらの弾をブンテース(妊婦)と呼んでいます。(笑)
正常の弾はこの様にケースにしっかり収まります。

単純なチェックですが、リロード弾にはとても大切な作業です。
ちなみにファクトリー弾という弾は新品ですので、この様なチェックは必要有りません。
私も大きな試合等では念には念を入れ、新品のケースで作った弾を使用してます。
シューティングでジャムと言われる作動不良は、大半が弾の影響で次はマガジンの不良が殆どを占め、昨今ではGUN自体での問題は極僅かです。
それだけ弾は大切だと言う事ですね。
スポンサーサイト
trackbackURL:http://makati2010.blog108.fc2.com/tb.php/111-e654881f